イラストレーターのフリーランスの始め方をお探しですね。

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フリーランスイラストレーターの始め方|仕事の取り方と開業・税金・インボイスのこと

「好きな絵を描いて生活できたらいいな」と思って、フリーランスのイラストレーターを目指す人が増えています。

でも、会社員と違ってフリーランスは、絵が上手いだけじゃなくて「ビジネスとしてちゃんと動けるか」も大事になってくる、けっこう厳しい世界だったりします。

どうやって仕事を見つければいいのか、税金とか開業の手続きってどうすればいいのか、不安に思っている人も多いんじゃないでしょうか。

この記事では、未経験からフリーランスイラストレーターになるための具体的な手順や、安定して仕事をもらうための方法、それから避けて通れない開業届やインボイス制度への対応について、実際に役立つ形でしっかり解説していきます。

フリーランスイラストレーターになるための準備

フリーランスとして活動を始めるには、まずプロとして使える制作環境と、自分を売り込むためのツールを揃えることが大前提です。

制作環境については、今の業界で標準的に使われているパソコンとペンタブレット、もしくはiPad Proみたいな高性能タブレットに加えて、Adobe PhotoshopやIllustrator、Clip Studio Paintといった業界でよく使われるソフトを用意する必要があります。

クライアントから仕事をもらうときは、納品形式(psdとかaiとか)やカラーモード(CMYKとかRGBとか)の指定が細かいので、これらのソフトをちゃんと使いこなせるスキルは必須です。

それと、万が一パソコンが壊れたときのために、予備のパソコンを用意しておいたり、データをクラウドにバックアップする体制を整えておくことも、信用を失わないための大事な備えになります。

次に大事なのが「ポートフォリオ(作品集)」です。

これ、ただ過去の作品を並べるだけじゃダメなんです。

クライアントが見ているのは「絵が上手いかどうか」だけじゃなくて、「うちの希望に合った絵が描けるか」「納期をちゃんと守れるか」「どんなジャンルが得意なのか」っていうビジネス的な部分なんですね。

だから、自分が仕事をもらいたい業界(ゲームとか、本の表紙とか、広告とか、Webとか)に合わせて作品を選んで、連絡先や使ってる機材、どんな仕事ができるかを書いたWebサイト形式のポートフォリオを作るのが一般的です。

SNSのアカウントも大事なんですけど、過去の投稿がどんどん流れちゃうので、いつでも見られるポートフォリオサイトを本拠地として持っておいて、SNSからそこに誘導する流れを作っておくのが、せっかくの問い合わせを逃さないコツです。

イラストの仕事を取るための3つの方法

フリーランスにとって命綱になる「仕事の獲得」には、大きく分けて「待ちの営業」と「攻めの営業」、それから「プラットフォームの活用」の3つのやり方があります。

これらをバランスよく組み合わせることが、収入を安定させる鍵になります。

**1. クラウドソーシングとコミッションサイト(プラットフォームの活用)**

実績がまだ少ない最初のうちは、ランサーズやクラウドワークスみたいなクラウドソーシングサイトや、Skeb、ココナラといったコミッションサイトを使うのが効果的です。

案件の数や依頼してくれる人が多くて、未経験でも仕事を受けやすいっていうメリットがあります。

ただ、手数料が引かれることや、値段の競争になりやすい面もあるので、ここでの活動はあくまで「実績づくり」や「最初のお客さん獲得」って割り切って、だんだん直接取引に移っていく作戦が必要です。

**2. SNSやブログでの発信(待ちの営業)**

X(旧Twitter)やInstagram、Pixivなんかで作品を発信して、ファンやクライアントからの依頼を待つスタイルです。

大事なのは、ただ絵をアップするだけじゃなくて「お仕事募集中」ってことをプロフィールにちゃんと書いておくこと、それから仕事として受けたいジャンルの絵を意識的に投稿することです。

たとえば「ライトノベルの表紙を描きたい」なら、キャラクターだけじゃなくて背景やタイトルロゴも入れた、本の表紙っぽいイラストを投稿するとか。

そうやって、依頼する側が完成形をイメージしやすい工夫をすると、問い合わせの質が上がります。

**3. 制作会社や出版社への持ち込み・営業メール(攻めの営業)**

一番単価が高くて、継続的な仕事につながりやすいのがこのルートです。

ゲーム会社、デザイン事務所、編集プロダクションなんかのWebサイトにある「パートナー募集」とか「クリエイター募集」のページから、ポートフォリオを送ります。

このとき、相手の会社の作風や過去の実績を調べて、「御社の〇〇っていうプロジェクトに、私の絵柄が合うんじゃないかと思いました」みたいな具体的な提案を添えるのが大事です。

地道な作業だけど、一度信頼関係ができれば安定した発注元になるので、ビジネスとして成り立たせるには欠かせない活動です。

開業届・青色申告・インボイス制度への対応

フリーランスとして収入を得るようになったら、避けて通れないのが税金関係の手続きです。

まず、本格的に事業をやっていく気持ちが固まったら、税務署に「開業届(個人事業の開業・廃業等届出書)」を出しましょう。

これは事業を始めてから1ヶ月以内に出すのが推奨されています。

開業届を出す一番のメリットは、確定申告のときに「青色申告」ができるようになることです。

青色申告には最大65万円の特別控除があって、これによって課税される所得を減らせるので、所得税や住民税、国民健康保険料をかなり節約できます。

それに、赤字を3年間繰り越せる制度もあるので、最初の投資でお金がかかって赤字になったときのリスク対策にもなります。

それから、最近フリーランスの間で大きな問題になっているのが「インボイス制度(適格請求書等保存方式)」への対応です。

インボイス制度っていうのは、消費税の仕入税額控除に関する新しいルールで、登録事業者になってインボイス(適格請求書)を発行しないと、発注側の企業が消費税分を控除できなくて、損しちゃう仕組みなんです。

だから、企業案件がメインのイラストレーターの場合、取引先から登録を求められるケースが増えています。

でも、インボイス発行事業者になると、今まで免除されていた消費税の納税義務が発生するので、売上が1,000万円以下の人にとっては実質的に収入が減る可能性があります。

次のポイントを基準に、自分の状況に合わせて登録するかどうか考えてみてください。

* **主な取引先が企業(出版社・ゲーム会社など)の場合**:取引を続けるために登録が必要になる可能性が高い。

* **主な取引先が個人(個人依頼・Skebなど)の場合**:相手は消費税の控除をしないので、登録の必要性は低い。

* **免税事業者のままでいる場合**:企業から消費税分の値下げ交渉をされるリスクがあるので、交渉力や代わりの案を準備しておく必要がある。

長く活躍するために必要な契約と自己管理の知識

フリーランスは自由な働き方が魅力だけど、同時に「自分を守る」ための知識も必要不可欠です。

特にイラスト業界では、口約束だけで制作を始めちゃって、後から「修正回数が無限に増やされる」「著作権を譲れって言われる」「お金が払われない」みたいなトラブルになるケースが本当に多いんです。

こういう事態を防ぐために、仕事を受けるときは必ず「見積書」と「契約書(または発注書)」をやり取りする習慣をつけましょう。

契約書には、何を作るか、いつまでに納品するか、いくら払われるかだけじゃなくて、修正回数の上限、修正が増えたときの追加料金、著作権は誰のものになるか(著作者人格権を行使しないとか)、納品後にどう使われるかなんかをはっきり書いておく必要があります。

それから、体とメンタルの自己管理も大事なスキルの一つです。

会社員と違って、フリーランスには有給休暇も傷病手当もありません(※任意の保険などは除く)。

一度体調を崩して納期に遅れたら、信用を一瞬で失って、次の仕事が来なくなるリスクがあります。

特にイラストレーターは長時間座りっぱなしで作業することが多いので、腰痛とか腱鞘炎、眼精疲労みたいな職業病になりやすいんです。

適度に運動したり休憩を取ったり、作業環境を整えることは、長くキャリアを続けるための投資だと思ってください。

あと、一人で作業してると孤独になりがちなので、SNSやコミュニティを通じて同業者と情報交換して、精神的な安定を保つことも、長く仕事を続けていく上ですごく支えになります。

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