イラストレーターで文字の使い方をお探しですね。
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イラレの文字組み、ちゃんと使えてる?プロっぽく仕上げる完全ガイド
デザインって、実は「文字の扱い方」で9割決まるって知ってました?Adobe Illustrator(イラレ)には文字をキレイに見せるための機能がたくさん入っているんですが、意外とみんな使いこなせていないんですよね。
なんとなく文字を置いただけのデザインと、細かいところまで調整したプロのデザインでは、見た目の洗練度が全然違います。
この記事では、イラレでの文字組みの基本から、縦書きのコツ、縁取り文字の作り方、文字の変形テクニックまで、実際の仕事で使えるノウハウをまるっと解説していきます!
「カーニング」ができるだけで、デザインが見違える
デザインで一番大事な基本、それが文字と文字の間隔を調整する「カーニング(文字詰め)」です。
パソコンで打ったままの文字って、漢字・ひらがな・カタカナが混ざる日本語だと、なんだかスカスカでまとまりがない感じになりがちなんです。
特にタイトルや見出しみたいに大きく使う文字では、この隙間の空き具合でデザインの良し悪しがガラッと変わります。
まずはイラレの自動カーニング機能を理解して、そこから手動で微調整するやり方を覚えましょう。
イラレの文字パネルには、「メトリクス」「オプティカル」「和文等幅」っていうカーニング設定があります。
フォント自体が持っている詰め情報を使いたいときは「メトリクス」を選ぶんですが、フォントによっては情報が入ってないこともあるんですよね。
そんなときに便利なのが「オプティカル」。
これはイラレが文字の形を見て、見た目のバランスがいい感じになるように自動で調整してくれる機能です。
多くのデザイナーさんは、まず全体を「オプティカル」にして大体のバランスを取って、その後に気になるところを目で見ながら調整する、っていう流れでやってます。
自動だけじゃ詰めきれない、または詰めすぎちゃってるところは、ショートカットキーで手動調整します。
文字と文字の間にカーソルを置いて、「Alt(MacならOption)キー」を押しながらキーボードの左右矢印キーを押すと、直感的に間隔を広げたり狭めたりできます。
特に「ト」とか「ッ」みたいな払いや小さい文字の隣って隙間が空きやすいので、ここを意識して詰めるだけでタイトルがギュッと引き締まって、プロっぽさが一気にアップします。
数字だけに頼らないで、自分の目を信じて「気持ちいいリズム」を作るのがポイントです。
和風デザインに必須!「縦書き」をキレイに見せるワザ
和風のデザインとか、ちょっと落ち着いた雰囲気を出したいときに、縦書きってすごく効果的なんです。
でも、横書き用に作られたフォントや英数字が入ってる文章をそのまま縦書きにしちゃうと、読みにくくてカッコ悪くなっちゃうことがあります。
イラレで縦書きにするには、ツールバーの文字ツールを長押しして「縦書き文字ツール」を選ぶか、すでにある横書きテキストを選んだ状態で、メニューバーの「書式」から「組み方向」を「縦組み」に変えればOKです。
まずはこの基本操作で全体を縦書きにしましょう。
縦書きで一番調整が必要になるのが、数字とアルファベットの扱い方です。
普通に縦書きの中に半角英数字を入れると、文字が90度回転して横倒しになっちゃうんですよね。
これを防いで、数字を正しい向きで読みやすくする機能が「縦中横(たてちゅうよこ)」です。
例えば「2024年」みたいな表記なら、「2024」の部分を選んで、文字パネルのメニューから「縦中横」を適用すると、縦の流れの中で数字だけを横並びにできます。
ただ、桁数が多いと行間が広がりすぎちゃうので、漢数字に直すとか、全角数字を使って一文字ずつ縦に並べるとか、場面に応じて使い分けるといいですよ。
あと、縦書きだと句読点やカッコなどの「約物(やくもの)」の位置がズレて見えることがあります。
特にカギ括弧や句点は、マスの中心じゃなくて右上に寄ってることが多いので、前後の文字とのバランスが悪くなりがちなんです。
これを直すには、「文字パネル」の「文字ツメ」機能や、隙間を調整する設定を使います。
さらに、段落設定で「禁則処理」を有効にしておくのも忘れずに。
行の頭に句読点が来ちゃったり、行の終わりに開きカッコが残っちゃったりするのを防げます。
キレイな縦書きって、こういう細かいルールの積み重ねでできてるんですよね。
修正しやすい「縁取り文字」の正しい作り方
YouTubeのサムネとかチラシのタイトルでよく見る、文字の周りに枠線がついた「縁取り(袋文字)」。
初心者がやりがちな失敗として、文字に直接「線」の色を設定して、線幅を太くしちゃう方法があります。
これだと線が文字の内側にも食い込んじゃって、元の文字の形が細く潰れちゃうんです。
読みにくくなるだけじゃなく、フォント本来のキレイさも台無しになっちゃうので、プロの現場ではNGです。
文字の形を保ったままキレイな縁取りを作るには、「アピアランスパネル」を使うのが正解です。
アピアランスパネルを使った正しい縁取りの手順はこんな感じ:
1. 縁取りしたいテキストを選んで、アピアランスパネルのメニューから「新規線を追加」を選びます
2. 追加された「線」の項目をドラッグして、「文字(塗り)」の項目の**下**に移動させます
3. この「線」に対して色と太さを設定します
こうやって塗りの背面に線を配置すると、線をどんなに太くしても文字本体が細くなりません。
さらに、角の形を「ラウンド結合」に設定すれば、トゲトゲした感じがなくなって、ポップな袋文字が作れます。
もっと上級テクニックとして、二重、三重の縁取りもこのアピアランスパネルだけで作れちゃいます。
さっき作った線の下に、さらに「新規線を追加」して、色を変えて線幅を太くするだけ。
この方法の一番いいところは、テキストデータ(文字情報)が生きたままってこと。
つまり、後から文字を打ち直したり、フォントを変えたりしても、縁取りのデザインはそのまま維持されます。
修正が入りやすい実際の仕事では、こういう「後から直せる」作り方がめちゃくちゃ大事なんです。
もっと複雑な袋文字を作りたいときも、アピアランスの効果「パスのオフセット」なんかを組み合わせれば柔軟に対応できますよ。
文字を自由に「変形・加工」するテクニック
文字をアーチ状に曲げたり、遠近感をつけたりする変形加工は、ロゴデザインやメインビジュアルを作るときによく使います。
イラレには文字を変形させる方法がいくつかあるんですが、一番手軽で修正もしやすいのが「エンベロープ(ワープ)」機能です。
変形させたいテキストを選んだ状態で、メニューバーの「効果」→「ワープ」から、アーチ、魚眼、旗などのスタイルを選びます。
ダイアログボックスでカーブの具合をスライダー調整できるので、背景のレイアウトに合わせて感覚的に形を変えられます。
これもアピアランス効果の一種なので、後から文字の打ち替えができるのがいいところです。
もっと自由に変形したいときは、「文字タッチツール」が便利です。
これはテキスト全体じゃなくて、一文字だけを選んで拡大・縮小・回転・位置移動ができるツール。
テキストとしての属性を保ったまま、特定の一文字だけを大きく目立たせたり、ちょっと傾けて動きを出したりできます。
一文字ずつ別々のテキストに分ける必要がないので、行間とかベースラインの管理がしやすくて、修正するときの手間もグッと減ります。
動きのあるリズミカルなタイトルを作りたいときにピッタリな機能です。
最後に、「アウトライン化」についても触れておきますね。
アウトライン化っていうのは、文字情報をパス(図形)データに変換する処理のこと。
パスになると、アンカーポイントを直接いじって文字の一部を伸ばしたり、極端に変形させたりっていう自由な加工ができるようになります。
ただし、一度アウトライン化しちゃうと、文字としての情報は消えちゃって、テキストの打ち替えは二度とできなくなります。
だから、アウトライン化するときは必ず「加工前の元のデータ」を別レイヤーか別ファイルにバックアップとして残しておくのが鉄則です。
変形テクニックを使うときは、「後から修正できる状態(テキストデータのまま)」か「自由な加工を優先する状態(パスデータ)」か、目的に応じてちゃんと判断しましょう。
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