イラストレーターのPDF化の方法をお探しですね。
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イラレのPDF保存で迷わない!データを軽くする設定とコツを徹底解説
Illustrator(イラレ)で作ったデータを、クライアントやチームメンバーに送るとき、こんな困りごとはありませんか?「ファイルが重すぎてメールで送れない…」「PDFにしたら画質が荒くなっちゃった…」。
保存画面を開くと専門用語だらけで、どこをどう設定すればいいのか分からなくなりますよね。
実は、PDF化する目的が「印刷用」なのか「確認用」なのかで、選ぶべき設定は全然違うんです。
この記事では、特に困っている人が多い「データを軽くする方法」を中心に、編集機能の保存についての大事なポイントや、画質とファイルサイズのバランスを上手に取るテクニックを分かりやすく解説します。
イラレのPDF化、どう設定すればいい?用途別の考え方をまず理解しよう
IllustratorからPDFを書き出すとき、一番大切なのは「誰が、どんな場面でこのファイルを見るのか」をはっきりさせることです。
初心者の方がやりがちなのが、「とりあえずデフォルト設定で保存しちゃう」とか「高品質印刷を選んでおけば安心でしょ」という判断。
でも、印刷を前提にした高解像度の設定は、パソコンやスマホの画面で見るだけなら完全にオーバースペック。
無駄にファイルが重くなる原因になってしまいます。
逆に、軽さを優先して「最小ファイルサイズ」みたいなプリセットを安易に選ぶと、画像がガビガビになったり、色がくすんだりして、せっかくのデザインが台無しになることも。
ベストな設定を見つけるには、まず「印刷用」と「画面で見る用(Web・メール)」の2つに分けて考えましょう。
印刷用なら、300ppi以上の高解像度と、トンボや塗り足しの情報、正確なカラー(CMYK)が必要です。
でも今回メインで説明する「確認用・配布用」のPDFなら、画面で綺麗に見える程度の解像度(72〜150ppi)があれば十分。
カラーもRGBの方が鮮やかに見えたりします。
この違いを知らないと、何ギガもある巨大PDFができちゃったり、逆に文字が潰れて読めない資料になったりするんです。
「プリセット」に頼りすぎず、それぞれの設定の意味を理解して、用途に合わせて調整できるようになることが、脱初心者への近道ですよ。
データをグッと軽くする!Web閲覧やメール送付に最適なPDF書き出し設定
メール添付やChatwork、Slackでデザイン案を送るとき、相手がサクッとダウンロードして見られるように、ファイルサイズは数MB程度に抑えたいところ。
データを劇的に軽くするのに一番効果があるのが、「圧縮」設定のカスタマイズです。
Illustratorで「別名で保存」から「Adobe PDF」を選んで、保存ボタンを押すと詳細設定の画面が出てきます。
ここで左側のメニューから「圧縮」タブをクリックしてみてください。
デフォルトだと画像が高解像度のまま保存される設定になっていることが多いんですが、これを「ダウンサンプル(バイキュービック法)」に変えて数値を調整すると、ファイルサイズがぐっと小さくなります。
おすすめは、カラー画像とグレースケール画像のダウンサンプル値を「150ppi」くらいに設定すること。
Web表示の標準は72ppiって言われてきましたが、最近のRetinaディスプレイやスマホの綺麗な画面で文字や細かい部分をちゃんと見せるには、150ppiくらい確保しておくと安心です。
それでもまだ重い場合は100ppiや72ppiに下げて、逆にプロジェクターで大きく映す予定なら200ppiくらいにするなど、状況に応じて調整しましょう。
「画質」の項目も、「最高」じゃなくて「高」や「中」に下げるだけで、見た目はほとんど変わらずにデータ量を減らせます。
* **ダウンサンプル(バイキュービック法)**:150ppi(次の解像度を超える場合:225ppiなど)
* **圧縮**:自動(JPEG)
* **画質**:高(または中)
あと、意外と見落としがちなのが「いらない情報の削除」。
「一般」タブにある「Web表示用に最適化」にチェックを入れると、ダウンロード時にページごとに表示されるようになって、体感スピードが上がります。
一方で、「上位レベルのレイヤーを作成」みたいなチェックは、Acrobatでレイヤー操作をする予定がなければ外しておきましょう。
これらの設定を組み合わせれば、元が数十MBあったデータでも、見た目の品質はキープしたまま1〜3MBくらいの扱いやすいPDFにできちゃいます。
毎回設定するのが面倒なら、この設定を「プリセット」として保存しておけば、次からワンクリックで呼び出せて超便利ですよ。
「Illustratorの編集機能を保持」はオン?オフ?ファイルサイズと再編集の関係
PDF保存の画面を開いたとき、一番上の「一般」タブにある「Illustratorの編集機能を保持」というチェックボックス、オンにするべきかオフにするべきか迷いませんか?この項目の意味を正しく理解することは、ファイルサイズをコントロールする上でめちゃくちゃ重要です。
結論から言うと、単に相手に資料を見てもらうだけの「閲覧用PDF」なら、このチェックは**絶対に外してください**。
なぜかというと、この機能がオンになっていると、PDFファイルの中に「元のIllustratorデータ(.ai)」がまるごと埋め込まれた状態になるからです。
つまり、見た目はPDFでも、中身はイラレの生データそのもの。
これがファイルが重くなる最大の原因なんです。
このチェックを外すと、Illustrator特有の編集情報(非表示レイヤーとか複雑なアピアランス、スウォッチ情報など)が削除されて、純粋に「見た目」だけがPDFとして記録されます。
これでファイルサイズは半分以下、場合によっては数十分の一にまで軽くなります。
ただし、ここで注意点が一つ。
編集機能を保持していないPDFを再度Illustratorで開こうとすると、テキストがアウトライン化されていたり、パスが分割されていたりして、元のようには編集できない状態になっちゃうんです。
ページごとにバラバラのアートボードとして読み込まれたりもして、デザインデータとしての再利用は難しくなります。
だから、プロの現場では「編集用のデータ(.ai)」と「配布用のデータ(.pdf)」を完全に分けて管理するのが鉄則。
作業中は常に.ai形式で保存してバックアップを取っておいて、クライアントに送る段階になったら「別名で保存」で、「編集機能を保持」のチェックを外して書き出し専用の軽いPDFを作る。
こうすれば、マスターデータの安全性を守りつつ、相手には軽くて扱いやすいデータを渡せます。
それに、編集機能を外すことで、デザインの流用や無断改変を防ぐというセキュリティ面のメリットもあるんです。
データを渡す相手がそれをどう使うのか(見るだけなのか、修正もするのか)を確認して、このチェックボックスを使い分けることが、トラブル防止の鍵になりますよ。
設定だけじゃ軽くならない!データそのものを見直すダイエット術
PDFの書き出し設定をどれだけ調整しても、思ったほどファイルサイズが小さくならないときは、Illustratorのデータ自体に「重くなる原因」が隠れている可能性があります。
設定画面を開く前に、まずはデータの中身を見直してスリム化しましょう。
一番よくあるのが、高解像度の画像が「埋め込み」状態で配置されているパターン。
最近のデジカメやスマホで撮った写真ってめちゃくちゃサイズが大きいので、これをそのままイラレに何枚も貼り付けると、それだけでデータ容量がパンパンになります。
Photoshopで使うサイズに合わせてあらかじめリサイズ・トリミングして、解像度も適切にしてから配置し直すのが基本です。
画像を「埋め込み」じゃなくて「リンク」配置にしておけばaiデータ自体は軽くなりますが、PDF化するときは結局その画像データが含まれるので、やっぱり元画像の最適化が必須なんです。
次にチェックしたいのが、目に見えない「いらないオブジェクト」や「無駄なデータ」。
制作中にあれこれ試した結果、アートボードの外側に使わないロゴ案や写真が残ってたり、非表示にしたままのレイヤーが放置されてたりしませんか?これらはPDF書き出し時に(設定によっては)データに含まれちゃうことがあります。
それから、スウォッチパネルやブラシパネル、シンボルパネルに、実際には使ってない登録データが大量に残っている場合も容量を圧迫します。
パネルメニューから「未使用項目を選択」を実行して、ゴミ箱アイコンをクリックして削除すれば、データがスッキリします。
これはデータの整理整頓になるだけじゃなくて、予期せぬエラーや動作の重さを解消することにもつながるんです。
さらに、複雑すぎるパスデータや、過度なアピアランス効果もデータが重くなる原因に。
たとえば、細かすぎるベクター素材(地図とかテクスチャとか)を使っている場合は、その部分だけ「ラスタライズ(画像化)」しちゃうのも一つの手です。
パスデータとして持っておくより、適切な解像度の画像にした方が軽くなることがあるんですよ。
あと、クリッピングマスクを使って画像の大部分を隠している場合、隠れてる部分のデータもずっと保持され続けます。
Photoshopで必要な範囲だけ切り抜いてから配置し直すか、書き出し時に「PDFのページサイズに合わせてトリミング」みたいな処理がちゃんと効くか確認しましょう。
こうした「データ作成段階でのダイエット」と「書き出し時の設定」を組み合わせれば、どんな環境でもサクサク表示される、スマートなPDFが作れますよ。
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