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イラレが調子悪い?「環境設定」が壊れてるかも。リセット方法を解説

Illustrator(イラレ)を使い続けていると、「昨日まで普通に使えてたのに、今日いきなり起動しなくなった」「このツール使うと必ず固まる」「パネルの表示が変になった」みたいな、よくわからないトラブルに遭遇することがあります。

パソコンを再起動しても直らない…そんなときによく勧められるのが「環境設定ファイルのリセット」です。

実は、イラレの不具合って、毎日の作業で溜まっていった設定データが壊れたり、ズレたりすることが原因のことが多いんです。

この壊れた設定ファイルを一度クリアにして、買ったばかりのまっさらな状態に戻してあげると、嘘みたいにあっさり直ることがよくあります。

環境設定をリセットする方法は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、イラレを起動する瞬間に特定のキー(MacならCommand+Option+Shift、WindowsならCtrl+Alt+Shift)を押しっぱなしにする方法。

2つ目は、イラレの環境設定画面にある「環境設定をリセット」ボタンを使う方法です。

この2つは手軽なんですが、内部に残ってるキャッシュとか一部の壊れたファイルが完全に消えないことがあって、不具合が完全に治らない場合も。

そこで一番おすすめなのが、3つ目の「環境設定フォルダを直接いじる(削除または移動する)方法」です。

これはシステム上の設定ファイルを物理的に退避させるので、一番確実で「最強の対処法」って言われてます。

この記事では、この一番効果的な方法を中心に説明していきますね。

後悔しないために!削除する前に必ず「バックアップ」を取ろう

「環境設定ファイルの再作成」はすごく強力な直し方なんですが、実行する前に必ず知っておいてほしいことがあります。

それは、今まであなたが時間をかけてカスタマイズしてきた「使いやすいイラレの設定」が、ぜーんぶ初期状態に戻っちゃうってこと。

具体的には、パネルの配置とかウィンドウのレイアウトを保存した「ワークスペース」、作業を効率化するために登録した「キーボードショートカット」、定型作業を自動化する「アクション」、それから自分で作った「ブラシ」や「スウォッチ」なんかも全部リセットされちゃいます。

何も準備せずに環境設定ファイルを削除しちゃうと、不具合は直っても、いつもの作業環境を作り直すのにめちゃくちゃ時間がかかることになります。

だから、フォルダをいじる前には必ずバックアップを取るか、「削除」じゃなくて「一時的に移動」させるのが鉄則です。

バックアップの方法は難しくありません。

後で説明する手順で操作する「Adobe Illustrator [バージョン] Settings」っていうフォルダの中に、色々な設定が入ってます。

このフォルダごとデスクトップとかドキュメントフォルダみたいな安全な場所にコピーして保存しておきましょう。

もし環境設定をリセットした後に「あのアクションだけは復活させたい」って思ったら、バックアップしておいた古いフォルダから必要なファイルだけを新しいフォルダへ手動で戻せば、設定の一部を救出できます。

それと、これから紹介する手順では、環境設定フォルダをいきなり「ゴミ箱に入れて削除」するんじゃなくて、フォルダ名を変更してその場に残しておく方法をおすすめします。

例えば、フォルダ名の最後に「_old」とか「_backup」って付けてリネームするんです。

こうすると、イラレは起動するときにそのフォルダを「存在しないもの」って認識して新しい設定ファイルを自動で作ってくれるんですが、古い設定ファイル自体はリネームされた状態で残ってます。

万が一、リセットしても不具合が直らなかったとか、やっぱり設定を元に戻したいってなった場合に、リネームしたフォルダ名を元に戻すだけで以前の状態に戻せるので、リスクを最小限に抑えられます。

【実践編】環境設定ファイルを再作成する手順(Mac / Windows)

それでは、実際に環境設定ファイルを再作成する具体的な手順を説明していきます。

作業する前には、必ずIllustratorを完全に終了させてください。

アプリが起動したままだと、ファイルを正しく操作できないだけじゃなくて、終了するときに設定が上書きされちゃう可能性があります。

あと、使ってるOSやイラレのバージョンによってフォルダの場所(パス)が微妙に違いますが、基本的な構造は同じです。

PC操作にあんまり慣れてない人でも迷わないように、隠しフォルダの表示方法も含めて順番に説明しますね。

**【Macの場合】**
Macを使ってる人は、環境設定ファイルが「ライブラリ」フォルダの中にあります。

でも、最近のmacOSでは、ユーザーのライブラリフォルダが最初は非表示(隠しフォルダ)になってます。

Finderのメニューバーにある「移動」をクリックして、キーボードの「Option」キー(またはAltキー)を押しっぱなしにしてください。

すると、普段は表示されてない「ライブラリ」っていう項目がメニューの中に出てきます。

ここをクリックしてライブラリフォルダを開いて、「Preferences」フォルダを探して開きます。

その中に「Adobe Illustrator [バージョン] Settings」っていう名前のフォルダがあります。

これが環境設定の本体です。

このフォルダの名前を「Adobe Illustrator [バージョン] Settings_old」みたいに変更してください。

その後、イラレを起動すると、新しい「Adobe Illustrator [バージョン] Settings」フォルダが自動的に作られます。

**【Windowsの場合】**
Windowsを使ってる人も同じように、隠しフォルダを表示させる必要があります。

エクスプローラーを開いて、「表示」タブの中にある「隠しファイル」っていう項目にチェックを入れてください。

これで隠されてた「AppData」フォルダが見えるようになります。

Cドライブから「ユーザー」→「[あなたのユーザー名]」→「AppData」→「Roaming」→「Adobe」の順にフォルダを開いていきます。

この中に「Adobe Illustrator [バージョン] Settings」フォルダがあります。

Macの場合と同じように、このフォルダの名前に「_old」とかを付けて変更してください。

フォルダ名を変更した状態でイラレを再起動すれば、初期化された状態でソフトが立ち上がります。

日本語版を使ってる場合、このフォルダの中に「ja_JP」っていうフォルダが入ってることが多いですが、フォルダごとリネームしちゃえば大丈夫です。

* **環境設定ファイルの場所まとめ**
* **Mac**: ユーザー/ライブラリ/Preferences/Adobe Illustrator [ver] Settings
* **Win**: C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Illustrator [ver] Settings
* **ポイント**: フォルダを削除しないで、名前を変更して「退避」させるのが一番安全です。

再作成しても直らない場合にチェックすべきポイント

環境設定ファイルの再作成をすれば、ほとんどの動作不良は直りますが、たまにそれでも状況が良くならないケースがあります。

その場合、問題の原因は環境設定ファイル以外にある可能性が高いです。

例えば、パソコンのスペック不足とかグラフィックボード(GPU)との相性問題が考えられます。

イラレの環境設定(Ctrl+K / Command+K)を開いて、「パフォーマンス」のところにある「GPUパフォーマンス」のチェックを外して動作を確認してみてください。

これで安定する場合は、GPUドライバの更新が必要か、ハードウェア的に限界がきてる可能性があります。

次に疑うべきは「フォント」の破損です。

特定のフォントが壊れてると、イラレの起動時とかテキスト入力時にクラッシュすることがあります。

最近インストールしたフリーフォントとかを一時的に無効化して様子を見てみましょう。

あと、サードパーティ製の「プラグイン」を入れてる場合も注意が必要です。

プラグインがイラレのバージョンに対応してないと、予想外のエラーを起こす原因になります。

プラグインフォルダから一時的にファイルを移動させて、何も入ってない状態で動くかを確認すると、原因を特定できます。

最後に、ファイル自体に原因があるケースも忘れちゃいけません。

特定のファイルを開いたときだけ挙動がおかしいなら、そのデータ自体が壊れてる可能性があります。

新規ドキュメントを作って、問題のファイルからオブジェクトを少しずつコピー&ペーストして、どの部分がエラーの原因になってるかを探る地道な作業が必要になることも。

環境設定のリセットはあくまで「ソフト側の設定」を直すものなので、ハードウェアとか個別のデータ破損までは修復できないことを理解して、一つずつ可能性をつぶしていくのが解決への近道です。

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