イラストレーターで背景を透明にする方法をお探しですね。
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イラレで背景を透明にする3つの方法|書き出し設定から背景削除ツールの使い方まで
Adobe Illustrator(イラレ)でデザインを作っていると、「作ったロゴを背景透明で保存したいのに、なぜか白くなっちゃう…」「写真の背景を消して、メインの部分だけ使いたい!」なんてこと、ありますよね。
イラレはプロ向けのツールなので機能がたくさんあって、目的の操作にたどり着くまでに迷子になってしまうこともしばしば。
特に背景の透過処理は、書き出しの設定を間違えたり、マスク機能がよくわからなかったりで、うまくいかないケースがとっても多いんです。
この記事では、イラレで背景を透明にするための基本的な書き出し設定から、画像の背景を切り抜く具体的なテクニックまで、実際によく使う3つの方法をわかりやすく解説していきます!
1. 書き出し設定でアートボードの背景を透明にする方法
イラレで作ったロゴやイラストを、Webサイトや資料で使うために背景なしの状態で画像にしたい…というのは、よくあるパターンですよね。
まず知っておいてほしいのは、イラレのアートボード(作業画面)で背景が白く見えていても、実はオブジェクトがない部分は「透明」だということ。
でも、保存するときのファイル形式や設定を間違えると、その透明な部分が勝手に「白」で塗りつぶされて保存されちゃうんです。
これを防ぐには、ちゃんと透明情報を保存できる「PNG」という形式を選んで、書き出しのときに背景色を「透明」に設定する必要があります。
JPEG形式だと透明情報を保存できないので、必ずPNG(またはGIF)を選ぶのが最初のポイントです!
具体的な操作手順
今のIllustratorでよく使われている「スクリーン用書き出し」を使った方法を紹介しますね。
1. メニューバーの「ファイル」→「書き出し」→「スクリーン用書き出し」をクリック
2. 書き出したいアートボードを選んで、フォーマットで「PNG」を選択
3. **ここが重要!** フォーマット設定の横にある歯車アイコン(詳細設定)を開いて、「背景色」が「透明」になっているか必ず確認してください。
ここが「ホワイト」になっていると、背景が白く塗りつぶされちゃいます
4. 設定ができたら「アートボードを書き出し」をクリック
これで背景が透明なきれいな画像データの完成です!
もう一つの方法:Web用に保存(従来)
古いバージョンやWeb制作の現場でよく使われている「Web用に保存(従来)」という方法もあります。
1. 「ファイル」メニュー→「書き出し」→「Web用に保存(従来)」を選択
2. 設定画面で「PNG-24」を選んで、「透明部分」のチェックボックスにチェックが入っているか確認
3. プレビュー画面で白とグレーの格子柄(市松模様)が見えていればOK!
この市松模様は「ここが透明ですよ」という世界共通のサインなので、保存前にこの模様が見えているかチェックする癖をつけると失敗を防げます。
2. クリッピングマスクを使って画像の背景を切り抜く方法
次は、イラレに配置した写真の背景を透明にしたい場合のテクニックです。
これは「画像の切り抜き」と呼ばれる作業で、Photoshopが得意な分野なんですが、イラレでも「クリッピングマスク」という機能を使えば十分できちゃいます。
たとえば、商品写真の背景を消して商品だけをポスターに配置したい…みたいな場面で使います。
イラレでの切り抜きは、残したい部分を線で囲んで、その形に合わせて画像を型抜きするようなイメージです。
後から範囲を調整しやすいのが、イラレで切り抜く最大のメリットですね。
作業の手順
1. **ペンツールで輪郭をなぞる**
ツールバーから「ペンツール」を選んで、画像の中の残したい部分(被写体)の輪郭をなぞっていきます。
最初はざっくり点を打って、カーブの部分はハンドルを使って滑らかな曲線を描くようにすると綺麗に仕上がります。
一周して始点と終点をつないで、被写体を囲む形を作ってください。
2. **クリッピングマスクを適用**
選択ツール(黒い矢印)に切り替えて、作ったパスと元の画像の両方を同時に選択します。
この状態で、メニューバーの「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」をクリック。
ショートカットなら、Windowsは「Ctrl + 7」、Macは「Command + 7」です。
クリッピングマスクをかけると、パスで囲った内側だけが表示されて、外側の背景部分は透明になります。
完全に削除されたわけじゃなくて隠されているだけなので、後から修正したくなっても大丈夫!
切り抜きの位置を調整したいときは、ダイレクト選択ツール(白い矢印)を使ってパスの点を動かせば、マスクの形を自由に変えられます。
複雑な髪の毛とか半透明な部分を含む高度な切り抜きはPhotoshopの方が向いていますが、輪郭がはっきりしている商品や人物の切り抜きなら、イラレのクリッピングマスクが手軽でおすすめです。
3. 画像トレースや不透明マスクで複雑な背景を透過させる
もっと高度な話になりますが、白背景のロゴ画像とか手描きのスキャン画像を取り込んで、白い部分だけを透明にしたい…というケースもありますよね。
そんなときに使えるのが「画像トレース」機能です。
これは写真みたいな画像(ビットマップ)を、イラレの線データ(ベクター)に自動変換してくれる機能で、変換と同時に特定の背景色を削除できるんです。
クライアントからJPEG画像でしかロゴをもらえなかったときとか、紙に描いたイラストをベクター素材として使いたいときに便利。
ベクター化すると、拡大縮小しても画質が荒れないし、色変更も簡単になります。
画像トレースの手順
1. 対象の画像を選択して、「ウィンドウ」メニューから「画像トレース」パネルを開く
2. プリセットから画像のタイプに合ったもの(「写真(高精度)」や「白黒」など)を選ぶ
3. **ここがポイント!** パネルの詳細オプションを開いて、「ホワイトを無視」にチェックを入れる
4. 「トレース」を実行して、最後にコントロールバーの「拡張」ボタンを押す
これで画像がパスに変わって、白い背景部分が削除され透明になります。
ただし、この方法は画像全体をパス化しちゃうので、写真みたいな繊細な画像には向いていません。
あくまでロゴやイラストなど、色がはっきり分かれている画像向けです。
不透明マスクという技も
写真の質感を保ったまま、特定の色やグラデーションを使って透過させたいなら「不透明マスク」という機能もあります。
これは、黒から白へのグラデーションや白黒のオブジェクトを使って、画像の透明度をコントロールするテクニック。
透明にしたい部分を「黒」、表示したい部分を「白」で塗りつぶしたオブジェクトを画像の上に重ねて、両方選択した状態で「透明パネル」の「マスク作成」をクリックします。
すると、黒い部分が透けて見えなくなって、白い部分だけが残ります。
グラデーションを使えば、だんだん透明になっていくような表現も可能。
ちょっと難易度は上がりますが、クリッピングマスクではできない「ぼかしのある透過」や「自然な馴染ませ」をしたいときには必須のスキルです。
4. 背景が透明にならない時のチェックポイントと注意点
ここまで紹介した方法を試しても「どうしても背景が白くなっちゃう…」「透明にならない!」というトラブル、初心者の方によくあります。
その原因の多くは、保存形式の間違いや設定の確認不足なんです。
よくある失敗パターン
**JPEG形式で保存している**
これが一番多いミス。
JPEGは画像の圧縮率が高くて扱いやすいんですが、「透明」という情報を保存する機能がないんです。
だから、イラレ上でどれだけ背景を透明にしていても、JPEGで保存した瞬間に透明部分は自動的に「白」になっちゃいます。
背景を透明にしたいときは、必ずPNG形式かGIF形式を選びましょう。
作業中の確認方法
イラレの作業画面は初期設定だとアートボードの背景が白く表示されているので、実際に透明になっているかどうかがわかりにくいんですよね。
作業中に透明部分を正確に確認したいときは、メニューバーの「表示」→「透明グリッドを表示」を選んでみてください。
これをオンにすると、透明な部分が白とグレーの市松模様で表示されるようになって、オブジェクトの隙間や背景が本当に抜けているかひと目でわかります。
特に白いロゴとか薄い色のオブジェクトを扱っているときは、白背景の上だと見えなくなっちゃうので、この透明グリッド機能を使ってミスを防ぐのがおすすめです。
印刷用データの場合の注意
ちょっと応用編ですが、印刷用のデータを作っている場合の「カラーモード」についても触れておきますね。
Web用の画像(RGBモード)ならPNG形式で透明背景を保存できますが、印刷用のデータ(CMYKモード)を作っている場合、透明効果を含むデータの扱いはより慎重になる必要があります。
印刷所にデータを渡すときにEPS形式やPDF形式で保存する場合、設定によっては透明部分が分割・統合されちゃって、意図しない白い線が入ったり背景が白くなったりすることも。
印刷所にデータを渡すときは、背景を透明にする必要があるのか、それとも紙の色が白だからそのままでいいのかを確認して、推奨される保存形式(AI形式やPDF/X-4など)に従うのがトラブルを避けるコツです。
まとめ:これだけは覚えておこう!
* **保存形式は必ず「PNG」を選ぶ(JPEGは透明情報を保存できない)**
* **「透明グリッド」を表示して、視覚的に透明かどうか確認する**
* **「スクリーン用書き出し」の背景設定が「透明」になっているか再確認する**
この3つのポイントを押さえておけば、イラレで背景を透明にする作業がぐっとスムーズになるはずです。
最初は戸惑うかもしれませんが、何度かやっているうちに自然と身につくので、ぜひ実際に手を動かして試してみてくださいね!
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