イラストレーターとインデザインの使い分けをお探しですね。
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冊子作りはどっち?IllustratorとInDesignの違いと使い分け方
広報誌やパンフレット、同人誌などの冊子を作ることになったとき、「いつも使ってるIllustratorでそのまま作っちゃおうかな」と思う人は多いはず。
でも実は、数ページ以上の冊子を作るなら、InDesignを使った方が断然ラクなんです。
Illustratorは一枚のポスターやチラシみたいなグラフィックを作るのが得意なソフトで、何ページもある冊子を作るのはちょっと苦手。
この記事では、2つのソフトの違いと、うまく組み合わせて使う方法を分かりやすく紹介します。
「描く」Illustratorと「組む」InDesign、何が違うの?
IllustratorもInDesignも、どちらもAdobeが作ったソフトで見た目も似ているんですが、実は生まれた目的が全然違います。
**Illustratorは「描く」ためのソフト**です。
ポスターやチラシ、ロゴ、イラストなど、一枚のキャンバス(アートボード)の上で自由にデザインするのが得意。
思い通りに絵や文字を配置できるので、見た目重視のデザインには最高です。
ただ、ページの順番を管理したり、長い文章を流し込んだりする機能は、あまり充実していません。
**InDesignは「組む」ためのソフト**です。
雑誌、本、カタログ、パンフレットみたいに、何ページもある印刷物を作るために生まれました。
文字や画像を入れる「枠」をあらかじめ作っておいて、そこに素材をはめ込んでいくスタイル。
ページが増えても全体のデザインを統一して管理できるので、一冊の本としてまとめるのが得意なんです。
料理で例えるなら、Illustratorは食材をキレイに切ったり調理したりする「包丁やフライパン」で、InDesignはそれらをコース料理として順番に出す「メニュー表や配膳システム」みたいな感じですね。
冊子作りでInDesignが便利な3つの理由
冊子を作るときにInDesignがおすすめな理由は、「修正がラク」で「管理しやすい」から。
具体的に見ていきましょう。
①ページ番号が自動で振られる
Illustratorで冊子を作ると、各ページに手作業で番号を入力しないといけません。
でもページを追加したり削除したりすると、それより後ろの番号を全部打ち直し…という地獄の作業が待っています。
InDesignなら「マスターページ」という機能で自動的に正しいページ番号を振ってくれるので、ページを入れ替えてもドラッグするだけで終わり。
ミスもありません。
②共通デザインを一括管理できる
ヘッダーやフッター、飾り枠など、全ページ共通の要素を「マスターページ」に配置しておけば、一箇所直すだけで全ページに反映されます。
Illustratorだと「全部選択してコピー&ペースト」を繰り返すことになって、修正漏れが起きやすいんです。
③データが軽くてサクサク動く
InDesignは画像を「リンク」という形で読み込むので、何百ページある写真集みたいなデータでも動作が重くなりにくいです。
Illustratorはページが増えるとファイルサイズがどんどん大きくなって、保存に時間がかかったり、最悪フリーズしてデータが壊れることも…。
実は「両方使う」のが一番いい方法
「InDesignを使うなら、Illustratorはもう使わないの?」と思うかもしれませんが、そうじゃありません。
プロの現場では、2つのソフトを組み合わせて使うのが当たり前なんです。
具体的には、**ロゴ、地図、イラスト、凝ったタイトルなどの「パーツ作り」はIllustratorで**やります。
そして**InDesignではページ全体の枠組みを作って、そこにIllustratorで作ったパーツやPhotoshopで加工した写真を「配置」**していくんです。
この連携の便利なところは、修正がめちゃくちゃスムーズなこと。
InDesignに配置したIllustratorデータは「リンク」でつながっているので、ロゴの色を変えたいときは元のIllustratorファイルを開いて編集・保存するだけ。
InDesign側も自動的に最新の状態に更新されます。
画像を書き出し直したり、貼り直したりする手間はゼロです。
**役割分担のイメージ**
– **Illustrator:** ロゴ、アイコン、複雑なグラフィック、地図、装飾文字
– **InDesign:** ページレイアウト、本文の流し込み、写真配置、ページ番号管理、印刷用データの書き出し
パーツ作りはIllustrator、まとめ役はInDesignという体制にすると、修正に強くてクオリティの高い冊子が効率よく作れます。
結局どっちを選べばいい?判断のポイント
「自分の作りたいものは、どっちで作ればいいの?」と迷ったら、**ページ数と文章の量**で考えてみてください。
**Illustratorだけで大丈夫なケース**
– 表裏だけのチラシ
– 二つ折り・三つ折りのリーフレット
– 4ページくらいの簡単なパンフレット
– ビジュアルメインのポスター
このくらいなら、使い慣れたIllustratorだけで作っても問題ありません。
アートボード機能で見開きを確認しながらデザインできますし、ページ管理の手間も少ないです。
**InDesignを使った方がいいケース**
– 8ページ以上の冊子
– ページ数が決まっていない、または増減する可能性がある企画
– カタログや社内報、マニュアルなど、決まったフォーマットに大量の情報を入れるもの
– 文章が多い印刷物
特に文章が多い場合、InDesignには「スレッド機能」というのがあって、テキストボックスに入りきらなかった文章を次のページへ自動で送ってくれます。
長文の流し込みや修正がとってもラクなんです。
まとめ:最初は大変でも、覚える価値あり
最初はInDesignの操作に慣れなくて「Illustratorの方がラクかも…」と思うかもしれません。
でも基本的な「枠を作って配置する」操作さえ覚えれば、Illustratorを使ったことがある人ならすぐに慣れます。
将来的な作業時間の短縮とトラブル回避への投資だと思って、ぜひInDesignでの冊子作りにチャレンジしてみてください。
一度覚えれば、「なんで今まで使わなかったんだろう」ってきっと思うはずですよ。
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